内田と営業スタッフ袴田の販促相談室|手ぬぐいの製法、反応染めと顔料プリントの違いについて
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内田:
袴田さん、袴田さん!
袴田:
なんでしょう?
内田:
質問が来ています! 手ぬぐいの製法に関しての
袴田:
どんな質問ですか?
内田:
細かい絵柄で手ぬぐいを作りたいのですが、製法は、す、す……、すびと……?なのでよくわかりま――
袴田:
すびとってなんですか??
もしかして、素人のことですか?
内田:
あぁ、はいはい。しろうとね。知ってますよ?
内田:
えー、細かい絵柄で手ぬぐいを作りたいのですが、製法はしろうとなのでよくわかりません。
反応染めっていうもので大丈夫ですか?
袴田:
うーーーん、デザインを見てみないとなんとも言えない部分がありますが、反応染めだったらある程度、細かいデザインでも表現は可能ですよ。
袴田:
例えば反応染めで作った手ぬぐいだとこんな感じになりますが、これより細かいもの、例えば1mm以下の線だと表現できない可能性があります。
袴田:
あと、細かいデザインの表現でしたら顔料プリントという製法もあります。
基本的には顔料のほうが安くなる場合が多いのですが
作る枚数にもよるし色数やデザインのサイズにもよります。
内田:
じゃあ100枚で1色、白背景だけど前面にデザインを入れるとしたらどっちが安いですか?
袴田:
それでしたら顔料プリントじゃないですかね。お客様の希望にもよりますが。でも100枚も作って内田さんはその手ぬぐいをどうするんですか?
内田:
ズバリ!内田商店で売るんです!!
袴田:
内田商店なんてあるんですか?へぇ~(売れなさそうだな)
内田:
というかそもそも顔料プリントと反応染めは何がどう違うんですか?
袴田:
顔料プリントっていうのは簡単に言うと、生地自体を染めるというよりは顔料インクという特殊なインクを手ぬぐいの表面に乗せていく感じになります。
そのためプリントされた箇所の生地は少し硬く仕上がります。
内田:
えっ、硬くなる!?
内田:
じゃあ、鉄板みたいな?
袴田:
なわけないでしょう。
手ぬぐいが鉄板ほど硬くなったら売り物にならないでしょう。
内田:
で、ですよね、すみません。。
袴田:
顔料プリントは、生地表面がちょっとザラザラするかもなぁ~くらいです。
ただ気にする人は気にしますので、普段用として使用したいのでしたら反応染めのほうがおすすめです。
反応染めとはドイツ生まれの製法で、化学反応の力を使って生地自体をデザインの色に染めていきます。そのため手ぬぐいの裏側まで色が出て綺麗ですし、生地の風合いを変えることもありません。
内田:
へぇ~! 本場のソーセージ食べたいですよね!
袴田:
ソーセージ??
内田:
え? ドイツと言えばソーセージじゃないですか?
袴田:
うん、今はそれ、関係ないですけどね。
内田:
なるほど。じゃあまとめると、顔料プリントは鉄板で反応染めはソーセージってことですね。
内田:
なんかそれだとバーベキューみたいで美味しそうですよね!
あ、じゃあ今度、みんなでバーベキューしませんか!?
袴田:
何いいこと思い付いた! みたいな顔しているんですか。
僕の話聞いてました?
それにバーベキューは後片付けとか面倒臭いからしません。
袴田:
つまり要約すると
・より細かいデザインが可能
・基本的には反応染めより少し安かったりする
・インクが乗る部分だけ生地が少し硬くなるためワンポイントデザイン向き
反応染め
・それなりに細かいデザインが可能
・生地の風合いを生かせるため全面にデザインを入れられる
・染めるため顔料プリントよりも裏抜け率が良い
こんな感じですね。
内田:
おー!さすが袴田さん、わかりやすい!ありがとうございます!!
きっとこれで、今回の質問者さんの疑問も解決したんじゃないかと思います!
袴田:
そうですか、それは良かったです。
というか内田は理解できたんですか?
内田:
ん~~~~~~~~~~~…………、ん?
袴田:
あ、いや、いいです。なんでもないです。お疲れ様でした。
内田:
おつかれっしたー!!