マスク|検証!冷感マスクは本当に冷たくて気持ちが良いのか!?【後編】
2020/12/15
こんにちは、キラメック通信の更新担当、きらめっ君です。
前編で紹介した冷感マスクのサーモカメラ画像に、未だ驚きを隠せないのですが、それではなぜ冷感マスクは冷たく感じるのでしょうか。
今回はその辺を少し掘り下げて行きたいと思います。
この記事の目次
なぜ冷感マスクは冷たく”感じる”のか?
前回のサーモカメラを使った撮影でわかったことは、冷感マスクも一般的な不織布マスクも、数値的にはそれほどの温度差がなかったということです。
ではどうして冷感マスクは冷たく感じるのでしょうか。
弊社キラメックの、特にマスクに詳しい営業スタッフに聞いてみたところ理由はやはり、
『接触冷感素材を使用しているから』
ということでした。
接触冷感素材とは
接触冷感素材とは読んで字の如く「触れると冷たさを感じる素材」なのですが、種を明かすと、この素材は熱伝導率がとても高く出来ているのです。
基本的に熱は高いほうから低いほうへと伝わりやすい性質を持っていますので、この素材に触れると、体温という熱を瞬時に吸収してくれます。
そのために、人は冷たく感じるのです。
この熱伝導率は接触冷湿感評価値「Q‐max」で数値化されます。
この値が高ければ高いほど熱伝導率は高く、つまりは冷たく感じられます。
キシリトール加工も有効
こちらの3タイプはいずれもキシリトール加工が施された冷感マスクです。
キシリトールは吸熱反応といって熱を吸い込む性質があります。
そのためキシリトールが練り込まれているマスクは、息や汗の水分から発せられる熱を下げ、冷感を与えてくれる効果があるのです。
これも接触冷感素材と同様、生地自体の温度が低いわけではないのですが、着けているとひんやり気持ちが良いため、社内も人気があります。
つまり冷感マスクは生地素材が持つ、言ってみれば特殊な性質により、実際に冷たいわけではないのに冷たく感じることが出来るのです。
実際にマスクを冷たくする方法もある
弊社で取り扱っております『冷感布マスク(平面・ガーゼポケット付)』を使用し、この内側にあるポケットに保冷剤を入れて実際に冷たくする、という方法もあります。
もちろん、保冷剤を入れたマスクをサーモカメラで撮影すれば、この通り数値的にも冷たさをあらわしております。
そのため暑さ対策としてはこちらも大変有効と言えます。
ただし一点、デメリットを上げるとするならば保冷剤の分マスクも重くなりますので、耳にかかる負担も多少多くなります。
シーンによってはマスクを外すことも大切
冷感マスクとはいえやはり、必要がないときは外したくなるものですし、時には外すことも大切です。
例えば屋外で人が密集していない場所などでは、特別マスクをし続ける必要はありません。
むしろ真夏日の屋外でマスクをし続けますと、熱中症になる可能性も高まりますのでご注意ください。
また弊社では、そんな際に必要となる『マスクケース』も取り扱っております。
こちらもオリジナルプリントが可能で、ノベルティ用などとしても昨今人気がございますので、興味がある場合には、お気軽にご覧いただければと思います。