夏の手ぬぐいの使い方講座 7つのシチュエーションをご紹介!
昔から手ぬぐいは、特に季節感無く使われてきた物で、夏だからー・・・とか、冬だからー・・・とか、そうした感覚は無いものです。
とは言え、手ぬぐいの存在価値を確立した使われ方こそが、水に濡れた手や身体を拭く布なわけですから、そりゃ冬よりも水に触れる機会の多い夏にこそ、大活躍させてあげたいところです。
では具体的にこの夏、どんな使い方が出来るのか? 手ぬぐいを大活躍させてあげられるシーンをご紹介しましょう。
この記事の目次
手ぬぐいは夏 おしぼりとして使える
おしぼりはハンドタオルでしょ? と、あなたは思うかもしれませんね。ただ手ぬぐいだって、おしぼりになります。
むしろ、手ぬぐいの方がおしぼりに合っているとさえ言えます。
何故ならば、昔はハンドタオルなんてないわけです。だから、おしぼり的な物が欲しくなったら手ぬぐいを活用していたはずです。
冷たい井戸水に浸した手ぬぐいをギュッと絞って顔などを拭く。これ! 最高ではないでしょうか?
これを現代に置き換えて想像してみましょう。
来客時に手ぬぐいおしぼりをお出しする
冷たい麦茶を出しつつ、おしぼり代りに手ぬぐいを冷水に浸し固く絞ってお出しする。
いかがでしょうか? 訪問先でこの様な歓迎を受けたら。
ハンドタオルではなく、手ぬぐいがおしぼりって所もまたポイントですよね。
話のキッカケになるじゃないですか。もてなす側ではなく、もてなされる側にとって、特にそれほど親しい訳ではないお宅に訪問する場合、最初の一言、会話のきっかけってなかなか無いものです。
そんな状況だからこそ『へーこのおしぼり、手ぬぐいなんですね!』 って切り出すだけで話が転がりやすいと思うわけです。
また手ぬぐいってハンドタオルよりも大きいので、冷えも強く、この点ももてなされる側にとっては心憎い気配りと言えるのではないでしょうか?
和風茶屋や和風飲食店で手ぬぐいおしぼりを使う
手ぬぐいは和の物。その為、お団子屋さんや和菓子屋さんなどでお客様をもてなす際、とてもマッチする物となります。
お店で出すには、普通の手ぬぐいでは長いと感じるでしょう。そこで使いやすい長さで裁断すると良いでしょう。
なおオリジナル手ぬぐいを制作すると、名入れなどを行う事ができる為、おしぼり以外にも転用が利き、お店のグッズとして活用する事ができます。
いかがでしょうか? 手ぬぐいはおしぼりとして使いやすいアイテムと言えませんか?
夏 手ぬぐいは御中元として使える
手ぬぐいは新年の挨拶回りなどにも使われます。その為、昔から手渡しやすい物としての認識がある物と言えます。
それならば、御中元としても手ぬぐいは活用出来ると思いませんか?
今までの考え方として、手ぬぐいはあくまでも付け加えられる物でした。風呂敷と同様、贈られる御中元を包む布として活用されていました。
それを今度は、手ぬぐいを主役とするわけです。
夏だから手ぬぐいを詰め合わせで贈る
※画像は妄想に近いイメージです。
いつもとはちょっと違う御中元として、手ぬぐいを詰め合わせで贈る。柄には夏らしい物をチョイスする。
柄選びにも楽しみがありますし、贈られた側も柄が多いのは使う楽しみに繋がります。
手ぬぐいはかさばりませんし、贈られて困る物ではありません。
またタオルを御中元に贈る人も多くいらっしゃいますが、手ぬぐいを贈られる事はご経験がないのではないでしょうか?
夏らしい御中元として手ぬぐいを贈る。いかがですか?
手ぬぐいを夏 コースターとして使う
手ぬぐいは布製品なので、水気を吸い取る事が出来ます。その優れた吸水性はとても魅力的です。
この吸水性を活かす方法として、手ぬぐいをコースターにするのはいかがでしょうか?
コースターはコップやグラスサイズの大きさなので、1本の手ぬぐいから複数枚のコースターを作ることが出来ます。
例えばお店で使うならば、トータル的な演出の一つとして使って頂けるのが、手ぬぐいコースターではないでしょうか?
手ぬぐいコースターは意外と便利
元々、竹や籐製のコースターを使用していた場合、そこに手ぬぐいを乗せるだけでも印象が大きく変わります。
手ぬぐいの使い方は、それ自体、単体で使うことも有効ですが、何かと一緒に使うことで更に大きな効果を生み出す場合があります。
コースターとして手ぬぐいを使うのであれば、組み合わせて使うのはより高い演出効果を感じる事が出来るかと思います。
コースターは使わないと思っていても、意外と使う不思議なアイテムですよね。お店であればなおさらです。
涼しい雰囲気を演出する方法として、手ぬぐいをお使い頂ければ幸いに思います。
夏 汗拭きとして手ぬぐいを使う
手ぬぐい本来の存在理由を考えた場合、手を拭うアイテムとして多くの人に認識されていたわけですから、必然的にその延長として、汗を拭く事も当たり前に行われます。
実際に使用してみると手ぬぐいは吸水性が高い為、スッキリと汗を拭き取ることが出来ます。
単なる汗拭き以上の存在
手ぬぐいは単なる汗拭き以上の存在として、広くご活用頂けるアイテムです。
例えば水に浸した手ぬぐいで汗を拭くだけでも清涼感が倍増するのでは無いかと思います。
汗を拭く使い方は、多くの人が実践されている使い方ではないでしょうか?
汗ばむ夏 手ぬぐいでペットボトルを包んで使う
外気温が高い夏は、よく冷えたペットボトルをいつも携帯しておきたいものですが、ひんやりとしているからこそ、水滴がボタボタと垂れてくるものです。
それを防ぐ為にペットボトルを手ぬぐいで包み、水滴予防を行います。
水濡れ被害をしっかりガード
水滴が飛び散ることを防ぐ手ぬぐいは、衣服やカバンが濡れる事を防ぎます。
特に夏場は、ペットボトルに水滴がつきやすい物ですから、手ぬぐいによるガードは非常に便利です。
実はすでに、ペットボトルホルダーとして手ぬぐいは人気です。
夏本番 鉢巻としても大活躍する手ぬぐいをお祭りで使う
手ぬぐいは鉢巻にもなります。頭に巻くには、申し分ないほどの長さなので。ベストサイズとは言いません。頭の大きい人もいますから。それでも、多くの人にとっては申し分ない長さです。
そんな手ぬぐいは、どういう訳か昔からお祭りで、鉢巻として使われています。
お祭りの鉢巻には色々な結び方があって、呼び方も色々とあります。
夏祭り×鉢巻=気合いが入る
運動会や夏季・冬季講習など、鉢巻を締めて気合い入れている姿を見かける事が多いのではないでしょうか?
頭を鉢巻で締めるのって、身が引き締まり、ぐっとやる気になりますよね!
昔からお祭りでは、手ぬぐいを鉢巻きとして巻き、気合いを入れています。
まだ体感したことのない人は、ぜひ一度、頭に手ぬぐいを巻いて頂きたい物です。
夏だ!海だ! 色々な状況で手ぬぐいを使う
夏が近づくと、多くの人が待ち遠しくなる海水浴。水が身体にまとまりつくので、手ぬぐいで拭く。
照りつける太陽を避ける為、水に濡らした手ぬぐいを頭に被るなど、海水浴場では比較的使う機会が多いと思います。
手ぬぐいであれば、タオルよりもかさばらない為、複数枚を持って行くこともでき、適材適所で使用できます。
また水に濡れてもすぐに乾くメリットもあり、使い勝手と言う面で便利なことこの上ないです。
海は用途も柄も使いやすい
海では手ぬぐいが様々な所で大活躍します。また海は柄にも使いやすいので、海の家や民宿で販売したり、ノベルティで配ったりと色々な事に使えます。
海で使われる手ぬぐいは、実用的な事が非常に多くなっております。
あなたが使いたい使い方で手ぬぐいをお使い頂けます。
手ぬぐいを夏に使う様々なシチュエーション
全体を総括して。ご覧頂けました様に手ぬぐいは夏、様々使い方ができます。
またその視点は、様々な方向性があることもご理解いただけましたでしょうか?
手ぬぐいはタオルの台頭により、影が薄くなってしまいました。
だからこそと言うのも変ですが、その状況、状況に雰囲気として合うのであれば、ぜひ手ぬぐいをお使い頂けましたら幸いです。
手ぬぐい戯画2
2020/11/09